※金額にはご贈答用の発送用資材費が含まれております
久保田碧寿は手間の掛かる昔ながらの山廃酒母を用いることで味わいに深みがありつつも、のど越しは軽やかな純米大吟醸酒です。
温めのお燗がこの酒の持ち味を最も感じられます。
久保田は創業時の初心を想い起して屋号を酒名にしたように、酒質設計の第一の根底には、創業以来貫いてきた品質第一主義を改めて世に問う心がある。
「酒の品質は、原料の品質を超えられない」これは、かつての杜氏の言葉です。
日本酒の香りや旨みを大きく左右する原料米。この酒米の品質向上や、新しい酒米の栽培・研究を推進するため農業生産法人「有限会社あさひ農研」を設立、地元の農家のみなさんと連携しながら、酒造りにとって最良の品質を持った米づくりを行っています。
「久保田」化粧箱に描かれている李白の月下独酌
花間一壺酒 独酌無相親 挙杯邀明月 対影成三人 月既不解飲
影徒随我身 暫伴月将影 行樂須及春 我歌月徘徊 我舞影零乱
醒時同交歓 醉后各分散 永結無情遊 相期獏雲漢
花の咲き乱れるところに徳利の酒を持ち出したが相伴してくれる者もいない。
そこで杯を挙げて名月を酒の相手として招き、月と私と私の影、これで仲間が三人となった。
だが月は何しろ酒を飲むことを理解できないし、影はひたすら私の身に随うばかりだ。
まあともかくこの春の間、しばらく月と影と一緒に楽しもう。
私が歌えば月は歩きまわり、私が舞えば影はゆらめく。
しらふの時は一緒に楽しみ、酔った後はそれぞれ別れていく。
月と影という、この無情の者と永く親しい交わりをして、遥かな天の川で再会しようと約束するのだ。
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