清泉七代目純米吟醸生貯蔵酒は、醸造元 久須美酒造の七代目にあたる久須美賢和氏自ら蔵に入り、華やかではないが飲みやすく心地よい酒、「野に咲く花のような酒」といったイメージをもとに醸された酒です。
清泉では「麹蓋」(こうじぶた)による麹造りや、洗米や蒸米といった原料処理、酒母造りなど、伝統的な技術に磨きをかけ、さらに研究し、コストパフォーマンスに優れた旨い酒を醸すために手作業で手間暇をかけた丁寧な造りに徹し、「味の膨らみと後味に透明感がある酒」を目標に、毎年酒質に更なる磨きを掛けて醸されています。
秋季版の七代目では、ひと夏じっくりと熟成して優しい香りが花開き、円やかな味わいに深みが加わりました。
心地良い酸味と透明感のある喉越しが調和して、思わず盃が進んでしまう、飲みやすく飲み飽きしない酒に仕上がっています。
四季を愛でながら、豊かな旬の美味を肴に、ゆっくりと楽しんで頂けるお薦めの一品です。
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「七代目」の顔といえるラベルデザインは、アートディレクター浅葉克己氏製作による千住博画伯の名作と中国・清時代の書家・金農の書体で飾った斬新なもの。
ラベルは手貼りで行われており、オートメーションではな、最後まで人の手と目が行き届いているお酒です。
1.自然との共生(環境保全)
2.立ち上がりがよく、ふくらみがあり、切れのよい酒造り
3.誠実に
を理念として、日々努力と研鑽を積み、酒を米と水との芸術の域へと
高め、世界を目指す。
上記の「目標」に集中する為に、3年前から全国並びに関東信越局で開催されている鑑評会への出品を中止しています。
久須美酒造では昔ながらの手法にこだわった酒造りを行っている。
食品の安全性を第一にするから、コストはかかるが普通酒まで含めて全量自家精米。
原料処理には甑(こしき)や麹蓋(こうじぶた)を使い、酒母は汲み掛け法を繰り返して立てている。職人技を大事にするのは、酒造りの技だけでなく、環境も含めて文化を正確に伝えていくためだという。
「日本酒は古来の知恵や大自然の恩恵でできたことを伝えていきたい。微生物が働きやすい環境を作ると言うが、じつは日本酒の酵母菌は餌がありすぎるといい働きをしない。
いかに過酷な場所を作ってやるかが大事。命のせめぎあいからいい酒ができるんです」
久須美蔵元の透徹した眼は蔵の明日のみならず、業界の未来を見据えているようだ。
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