米百俵蔵の宝六郎次Ver.赤は地元、長岡市大積地区で栽培された「高嶺錦」(たかねにしき)を50%まで磨いた、年末限定の純米吟醸無濾過生酒です。
炭素濾過を一切行わない為、十分に滓(おり)下げした後に上澄みを瓶詰めするという手のかかった贅沢な仕上げをしています。
「蔵の宝六郎次」は、越後流酒造技術選権大会2度の最高賞の他、現代の名工にも選ばれるなど、数々の受賞歴を誇る前杜氏「郷六郎次」さんをリスペクトして生まれたお酒です。
いつか名杜氏を越えていけるような酒を造りたいという思いから生まれた、次世代を見据えた1本です。
「酒は麹(こうじ)造りで決まる!」 郷 六郎次 杜氏
麹の良し悪しは機械で計る事も数字で表す事も出来ない為、長年の経験を基に卓越した五感を持つ蔵人に頼らざる負えません。
近代化が進んだと言っても、酒造りはまだまだ蔵人の手による処が多く、その総指揮をとる杜氏はより洗練された感性を要求されます。
淡麗辛口がブームの時でも、「味のある酒を造れば 香りは自然とついてくる」と、現在のトレンドに近い酒造りを目指されていたようです。
郷杜氏さんは2010年1月に急逝されましたが、現在は蔵元の四男、栃倉恒哲さんが酒造りの先頭に立っておられます。
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