※2024年1月22日再入荷しました。
山古志粕取り焼酎シェリー樽貯蔵は、清酒「お福正宗」の蔵元、お福酒造が寒仕込みによって醸造し、3月に上槽した後に取った酒粕を蒸留してシェリー樽(樫樽)に貯蔵10ヶ月貯蔵した酒粕焼酎です。
シェリー樽(樫)に由来する琥珀色の着色と、まろやかに熟した奥ゆきのある味わいが特徴です。
お福酒造は現代の酒造りの礎となる「速醸もと(そくじょうもと)」を生み出した酒蔵としても広く知られています。
※本品はクリアケースに入っています。
岸五郎は、明治25年7月に東京工業学校(現東京工業大学)応用科学課を卒業後、明治26年に埼玉県久喜町の荒井伊兵衛酒造場にて醸造実習しながら研究を推進しました。
醸造技師を務める傍ら、醸造用水加工や酵母の培養についての研究を続け、その集大成として明治27年、酒造りについての専門書「醸海拾玉(じょうかいしゅうぎょく)」を発刊しました。
この「醸海拾玉」は当時、杜氏の勘に頼っていた酒造りを化学的見地から説いた酒造り教本で、特に醸造用水の加工研究は、軟水による酒造りをいち早く可能にしました。
また、初めて酒母製造に乳酸を添加応用し、これが醸造界の大発明といわれ現代酒造りの基本となっている「速醸もと(そくじょうもと)」として全国の酒蔵で使用される様になりました。
「酒母への乳酸添加応用」は野生酵母を排除、適正酵母の純粋培養に成功し、当時恐れられていた腐造を防ぐことを可能にしたことで醸造業界に大きな旋風を巻き起こしました。
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