シチリアの強い太陽の下で乾燥させたネレッロ マスカレーゼを贅沢に使用、リパッソ方法を取り入れた心地よい甘みの赤
ファルネーゼがシチリアでプロデュースするヴィニエティ ザブが造る大人気ワイン「イルパッソ」は、アマローネの造り手が用いる醸造法「リパッソ」を取り入れ、個性的なシチリアワインを造り上げています。
エトナの次にネレッロ マスカレーゼの産地として知られるサンブーカ ディ シチリア。標高が比較的高く、風の強い急斜面にザブの畑は広がっています。
粘土質土壌50%、砂質土壌50%という特徴のある土壌のおかげで、力強さとエレガントさを兼ね備えたネレッロ マスカレーゼが育ちます。
成熟を迎えたネレッロ マスカレーゼを房から10cmのところで枝を切りそのまま畑に10日間ほどぶら下げ、アッパッシメント(乾燥)させ、シチリアの強い太陽と北アフリカからの風(シロッコ)によって徐々に水分を失われ、糖度を増したブドウを既に発酵させたネロ ダーヴォラのワインに入れてもう一度発酵させます(リパッソ)。
その後、バリックで6ヶ月間熟成させます。
乾燥ブドウならではの芳醇で複雑な香り。
上品でまろやかな口当たりでボリュームはありますが、とてもなめらかな飲み口で、たっぷりとした果実味とともに広がる心地よい甘みと飲み疲れしない程よい凝縮感とスムーズな余韻、他にはないシチリアのワインです。
果実そのものがもつ甘みが弾けるように広がり、スパイシーさやバルサミコを思わせる風味があります。
パッソには、「乾燥した」という意味と「歩み」という意味があり、ラベルに足跡が描かれています。リパッソを意識した名前であると同時に、畑での手作業を含め一歩一歩最高の品質に向かって前進するイメージです。
12年が、「イ ヴィーニ ディ ヴェロネッリ2014」で89点、「ルカ マローニ ベストワイン年鑑2014」で94点。
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